日本を代表する国際人・新渡戸稲造が創設した博物館施設「新渡戸記念館」。
ここでは、博士の遺品とともに、十和田市のルーツとなった父祖の三本木原開拓の資料や、
新渡戸家伝来の甲冑の展示などを通して、稲造が世界に発信した「武士道」の精神的源流を知ることができます。

【重要なお知らせ】

「新渡戸武士道」を体現する記念館への再生により100年続く“心の開拓”を今後も継続するための「新渡戸記念館100年プロジェクト」

その一貫として2025年7月からリニューアル工事に着手します

リニューアル工事(2025年7月〜2026年3月)の準備に伴う来館者対応の内容変更について

◼️変更期日: 令和7年4月14日(月)から当面の間

◼️変更内容: 通常の見学対応は可能(一部館内活動を休止)

〇令和7年4月14日(月)から改修工事に伴う準備のため、当面の間ご見学対応以外の館内活動を原則休止いたします。

〈休止予定の活動〉

・館内での各種ワークショップ
・子どもの居場所対応
・特別資料閲覧
・館内見学ガイド対応

〇 館内のご見学は、原則として前日までの事前予約制といたします。対応可能な時は、当日でもご見学できますが、ご予約以外のお客さまにつきましては、館内状況によってご見学をお断りする場合がありますので何卒ご了承下さい。

〇 リニューアル工事は2025年7月から本年度末(2026年年3月)までを予定しております。現在の展示内容を見学したい方は、2025年6月末までのご来館をご予定いただくことをお勧めいたします。

〇 お問い合わせ、資料のレファレンス業務、一般事務対応などにつきましてはこれまで通り、月曜日〜金曜日までの10時〜16時を基本に記念館内で対応しますので、必要な方は事務室にお声掛けください。他業務で席を外す場合がありますので、必要な方は以下までご連絡の上お越しください。

ご来館、ご利用の皆様には、大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解ご協力を宜しくお願い申し上げます。

【問合せ先】
〒034-0031
青森県十和田市東三番町24-1新渡戸記念館
TEL・FAX 0176-23-4430 TEL 080-5578-5939
メール nitobemm@nitobe.jp

▼プロジェクトの詳細や今後の活動報告については以下のリンクからご覧下さい

・新渡戸記念館ホームページ
http://www.nitobe.jp/
・新渡戸記念館facebook
https://www.facebook.com/share/1BJd1iPp7J/?mibextid=wwXIfr
・新渡戸記念館X
nitobekinenkan
・新渡戸記念館Instagram
@nitobekinenkan
・新渡戸記念館 レディーフォー
https://readyfor.jp/projects/nitobe100

新渡戸記念館のクラウドファンディング「新渡戸記念館再生へ~稲造の遺した武士道の精神、日本の心を未来へ~」(新渡戸記念館100年プロジェクト)に対しまして、沢山のご支援金を賜り誠にありがとうございました。ご支援に対しまして、衷心より感謝申し上げます。

頂いたご支援により、「新渡戸武士道」を伝えられる記念館への再生を果たし、100年続く“心の開拓”を今後も継続できるよう、改修工事にむけて検討を進めてまいりました。

「新渡戸記念館をどんな博物館にしたいか」地域のみなさまの思いやご意見を伺う交流見学会などで、市内外の方々のお声を集約しております。いただきましたご意見は、改修設計を担当される先生方、建築家・竹山聖京都大学名誉教授、建築構造分野の専門家・金子寛文氏[㈱ジャスト]にお伝えし、計画に活かしてまいります。

遠方にお住まいのみなさまとも電話などで意見交換を行っております。ぜひ改修工事や今後の活動に対し、ご意見、ご感想などお寄せいただけましたら幸いです。次のご意見フォームから回答いただくか、文末のお問い合わせ先へ直接ご連絡下さい。

★ご意見フォーム https://forms.gle/qUvbugE3jKJh1UUz7

改修工事自体は、プロジェクトページでお知らせの通り、実施範囲を最終的な見積もり金額と、いただいた支援金額に応じて決定してまいります。決定内容は活動報告でお知らせいたしますが、4月に工事実施計画を立案し、今年度中(2026年3月末まで)の工事完了を考えております。

追って「100年プロジェクト」の全体概要や状況ご報告の資料を取りまとめ、ご支援いただいたみなさまにお送り致しますが、まずは改修工事の進捗状況ご報告を申し上げます。

今後とも当館の活動にご理解いただき、ご支援ご協力の程何卒宜しくお願い致します。

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〈お詫び〉リターンの遅延について

只今リターン対応、返礼品のお渡し等を行っておりますが、他業務が立て込み、リターンにつきまして3月末までに完了できない状況です。未対応のみなさまには、長らくお待たせしてしまい大変申し訳ございません。順次対応させていただきますので、何卒ご理解の上、今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。

新渡戸記念館スタッフ一同
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お問い合わせ先
〒034-0031
青森県十和田市東三番町24-1新渡戸記念館
TEL・FAX 0176-23-4430 
TEL 080-5578-5939
メール nitobemm@nitobe.jp

竹山先生、金子先生、地域の人たちと

令和7年1月7日からスタートした岩手県立博物館のテーマ展『辿る〜岩手の囲碁将棋〜』[会期:令和7年(2025年)1月7日〜3月9日(日)]へ新渡戸記念館所蔵資料を貸し出しています。「岩手県の囲碁と将棋」をテーマに考古、歴史、民俗など幅広い分野の関係資料を展示する本展において、江戸時代の盛岡藩士たちがどのように囲碁に親しんでいたかが良く分かる資料として、当館所蔵「盛岡藩士囲碁番付」[嘉永4年(1851)年頃]1点と、新渡戸傳の日記『太素日誌』囲碁関係記述部分(写し)2点を展示いただいています。特に150名以上の藩士の氏名が記載された「盛岡藩士囲碁番付」は当時の囲碁流行の様子などがよくわかる珍しい資料であり、本展示会の各種広報にメイン資料の一つとしてセレクトされ、写真付きでご紹介いただいています。そのほか岩手県奥州市の胆沢城跡から出土した10世紀の碁石をはじめ、囲碁将棋に関わる貴重な資料が多数見ることができる展示会です。ぜひ一度ご覧ください。

岩手県立博物館ホームページ「辿る〜岩手の囲碁将棋」ご案内ページ
https://iwapmus.jp/cgi-bin/them.cgi?f1=1712214680&f2=staff

展示期間:平成24年5月4日(土)〜平成24年1月31日(土)
場所:新渡戸記念館

本年2024年(令和6年)7月3日の新札発券にちなみ、5月から新紙幣の3偉人と十和田市、新渡戸三代の関係をご紹介するミニ展示を開催中です。 一つの地域が発券する3枚すべてのお札にご縁があることはとても珍しく、日銀青森支店の方も“青森の奇跡”といわれていました。ミニ展示もご好評につき、展示期間を来年1月末まで延長いたします。また、一部ネット上にも掲載いたしますのでどうぞご覧ください。

--「新札の3偉人ミニ展示」館長ごあいさつ---
1984年(昭和59年)11月1日に発行された新紙幣(日本銀行D号券)の五千円札(D五千円券)に新渡戸稲造の肖像画が採用され、その肖像原画は新渡戸記念館に所蔵していた新渡戸稲造の肖像写真から起こされたものであったことから、十和田市は“お札のまち”として全国に知られることになりました。
当時十和田市では“五千円札のふるさと”というキャッチフレーズを掲げ、全国に新渡戸稲造と当市の深いつながりをアピールしましたが、このお札の発行は「新渡戸稲造の祖父たちが行った三本木原開拓によって十和田のまちが誕生したこと」「新渡戸稲造が世界に発信した“武士道”精神のルーツはこの町の歴史にあった事」を広く認知してもらう良いきっかけとなりました。今、その時からおよそ40年の月日が経とうとしています。
新渡戸稲造とともに当時お札の肖像となったのは、小説家・夏目漱石(D千円券)、思想家で教育者の福澤諭吉(D一万円券)でしたが、その20年後の2004年(平成16年)11月1日に再び新紙幣(E号券)が発行され、千円札は細菌学者・野口英世、そして五千円札は女流作家・樋口一葉に変わりました。新渡戸稲造の肖像紙幣は2007年(平成19年)4月2日にほかのD号券とともに発行停止となり、今はなかなか見ることができないものとなっています。
本年2024年(令和6年)7月3日、1万円札は日本実業界の父と言われる渋沢栄一、五千円札は女子高等教育の先駆者・津田梅子、千円札は伝染病予防に生涯をささげた北里柴三郎へと一新されますが、この3偉人の事績をたどる中で、話題に上がっているのが新渡戸稲造や新渡戸三代(祖父 傳、父 十次郎、兄の七郎、道郎)、そしてこの十和田市の開拓の歴史の関りです。
新札発券を契機に、新紙幣の3偉人と十和田市、新渡戸三代の関係についてご紹介いたします。今展では、当館が出版にご協力させていただいた、お札について楽しく学ぶことができる良書『お札になった21人の偉人 なるほどヒストリー』(河合敦 監修・著/こどもくらぶ 編/㈱あすなろ書房 刊)の誌面を合わせてご紹介させていただきます。子どもから大人まで、多くの方々に新札の3偉人と、十和田と新札の深いご縁について、知っていただけましたら幸いです。

2024年(令和6年)5月 
新渡戸記念館  館長 新渡戸常憲

※「新札の3偉人ミニ展示」3偉人のご紹介パネルはこちらからご覧ください

この度完了しました新渡戸記念館の建物の安全性確認につきまして、各方面から検査会社や検査方法に関するご質問を受けましたので、調査報告書の一部を掲載の上、お知らせいたします。

◎調査にご協力いただいた会社は、株式会社ジャストさんです。
https://www.just-ltd.co.jp/

2024年6月28日、新渡戸記念館の建物の安全性につきまして、必要な確認手続きが全て完了しました。安心してご来館いただける状況にありますことを、ここにご報告いたします。

2015年2月から、9年にも及ぶ新渡戸記念館の廃館取り壊し問題の間、皆さまには大変なご心配をおかけし申し訳ありませんでした。長きにわたる皆さまのあたたかいご支援に衷心より深くお礼申し上げます。おかげ様で皆さまが信じてくださっていた通りの安全をはっきり確認でき、生田勉先生の設計による価値ある新渡戸記念館の建物を遺すことができました。本当にありがとうございました。

新渡戸記念館は、2024年3月1日より、新渡戸家の所有になりました。大正14年(1925年)創立の新渡戸文庫以来、およそ100年にわたり続けている博物館業を地域内外の協力者の方々とともに行い、今後も新渡戸記念館に収蔵されている文化財を適切に護り、後世に伝えるための博物館活動を継続してまいります。

現在は新生・新渡戸記念館の新体制づくりのため、日々検討を重ねており、開館時間や対応は当面以前と同様となりますが、今後とも引き続きご支援ご協力の程お願い申し上げます。

新渡戸記念館ボランティアKyosokyodo(共創郷土) 代表 新渡戸富恵

【新渡戸記念館の開館時間】
月曜日~金曜日までの午前10:00~午後4:00(土日祝日、12月29日〜1月3日を除く)

※土日祝日につきましては、事前にご連絡いただき、日程調整の上対応しています。
※ごくまれに他業務等で受付時間内でも記念館を閉めている場合があります。ご不便をおかけしますが、事前に電話やメールでご予約いただければ確実に対応いたします。
※FAX、メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。

【お問い合わせ】 新渡戸記念館ボランティアKyosokyodo事務局
〒034-0031 青森県十和田市東三番町24-1
TEL080-5578-5939 / TEL&FAX: 0176-23-4430 
Email: nitobemm@nitobe.jp

2015年から当館の廃館取り壊し問題につきましては、全国、そして海外の皆さまからも多くのご心配をいただき、今もご支援いただいています事を心より御礼申し上げます。

皆さまのご支援のおかげさまで、本日(2023年12月28日)裁判所の調停による和解が正式に成立し、十和田市が新渡戸家を提訴した「新渡戸記念館明け渡し訴訟」が終結いたしました。

和解成立を受けまして、十和田新渡戸家八代目である新渡戸常憲館長より、以下ご報告申し上げます。

今後とも益々のご支援ご協力を賜ります様お願い申し上げます。

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本日、長く続いた十和田市との裁判を、調停による話し合いで円満に解決することが出来ました。ご支援をいただいた方々に心より感謝申し上げます。今後、新渡戸家は、記念館及び新渡戸家の資料を、その価値が失われることのないように管理し、十和田市全体の発展及び教育のために活かしてゆきたいと思います。

新渡戸記念館
館長 新渡戸常憲

3月13日より「マスク着用に関する国の新しい方針」を受け、ご来館の皆さまのマスク着用は任意となりました。
必要に応じたマスク着用と咳エチケットをお願いいたします。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html

その他、以下の通り当館の予防対策を改定しました。
ご来館の皆さまにはご理解とご協力をお願い申し上げます。

【ご来館のみなさまへ〜感染症対策にご協力下さい〜】
◯マスク着用は任意です。必要に応じた着用と、咳エチケットをお願いします。
◯館内に消毒液をご用意しています。適宜手指の消毒にご協力下さい。
◯発熱や体調不良があるお客様は入館をご遠慮いただきます。
◯他のお客さまとのソーシャルディスタンス(触れ合わない程度)をとってご見学下さい。
◯安全なソーシャルディスタンスを保つため、必要な場合入館数を制限することがあります。
◯安全なソーシャルディスタンスを保つため、館内の展示案内ガイドをご希望のお客様はできるだけ事前にご予約下さい。

【当館スタッフは以下に注意して対応いたします】
・スタッフの日々の検温と体調管理、こまめな手洗いと手指消毒、必要に応じたマスクの着用を行います。
・ご来館のみなさまが触れる手すりやドアノブなど館内を適宜消毒します。
・ご来館のみなさまとソーシャルディスタンス(触れ合わない程度)をとって対応します。
・ソーシャルディスタンスが確保できない場合などは、適宜飛沫防止シールドを設置します。
・ロビー、休憩スペースなどを必要に応じて換気します。
※上記の感染症対策は(公財)日本博物館協会「博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」にのっとって作成しました

◯お問い合わせ:新渡戸記念館ボランティアKyosokyodo 角田
〒034-0031 青森県十和田市東三番町24-1
TEL080-5578-5939/FAX(受信専用)0176-23-4430
nitobemm@nitobe.jp

新渡戸記念館の活動に、これまで多くのご助言を下さった前田耕作先生が2022年10月11日に亡くなられました。(享年89歳)前田耕作先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。
前田先生のご逝去を悼み、ここにメッセージを掲載させていただきます。

先ずは前田耕作先生のご逝去に対し、ご遺族の皆さまには衷心よりお悔やみ申し上げます。思えば前田先生との最初の出会いは、家内を通じてですが、かれこれ20年くらい前に遡るでしょうか。その折、鮮明に覚えていることがあります。「学問とは、これはどの分野にも言えることですが、色々な事項を丁寧に調べ上げ、その積み重ねが一つの集大成となり、そして初めてその分野を論ずることが出来る立場になる」ということを先生が仰られていたことです。また前田先生は、バーミヤン遺跡研究の第一人者でありましたが、東西地域を、時代を、縦横無尽に駆け巡る歴史学者として、太素塚にある新渡戸記念館の果たす役割が極めて大きいことを常に仰っておられました。記念館が「廃館」とされて以降も先生のご助言のもとに何とか続けられていると思っております。

前田先生のご紹介により、取り組みはじめた「稲生川開削と三本木原開拓の志を活かし、共創郷土の伝統を未来に」(太素の水プロジェクト)の活動が、公益財団法人日本ユネスコ協会連盟の「未来遺産」に登録されましたのは2011年のことでした。これが、この地域の根幹を創るために、稲生川が育んできた自然、歴史、文化の保全と活用が重要であると、十和田市民が再認識する大きな契機となりました。おかげで2015年に新渡戸記念館の廃館取り壊し問題が発生した時にも、未来遺産を担う責任を自覚するメンバーたちと、志に目覚めた新たな仲間によって、記念館に受け継がれた有形無形の文化遺産を守り、プロジェクトを継続することができました。

更に、2016年には前田先生に「地域博物館シンポジウム・新渡戸稲造の精神をどう活かすか~新渡戸記念館の現状と未来への挑戦~」の実行委員会共同代表となっていただき、東京文化財研究所を会場に盛大に開催することができました。当日は多くの方々と十和田の地域博物館である新渡戸記念館が持つ、世界とつながることのできる有形無形の価値を共有し、建物と資料の保存活用の重要性を確認することができました。

私たちのこの小さな博物館を、前田先生は幾度となく力強く、愛情溢れる言葉で激励くださいました。先生の言葉は、時を経てなお重みを持つかけがえのない文化遺産を、栄枯盛衰、どの様な変化が訪れようと守り活かし、次の世紀に引き継ぐという私たちの意志の下、長く苦しい闘いが続く道程で、いつも大きな励ましとなり、私たちの歩みを今も支えてくれています。

・・・戦後 70 周年を迎える被爆の広島は、跡形もなく被爆の傷は消え去っても、あの小さな朽ちたドームの廃墟によって世界の広島であり続けているのです。太素の杜にたたずむ新渡戸記念館は、どんなに小さくても、その知的光源の鮮烈において国内はもとより、世界にも匹敵するものはありません。アンネ・フランクの小さな狭い屋根裏部屋を誇りをもって 保存し、その精神の遺産を受け継いで、世界の人びとの尊敬を集めているところがあることはご存知の通りです。十和田の大いなる自然は、新渡戸記念館という知性と世界的精神を象徴する存在があって、本当に人びとが心惹かれ、繰り返し訪れるに価する文化の景観となるのだと思います。・・・

―2015年4月 新渡戸記念館の休館報道に対する前田先生メッセージ
「十和田は世界の輝きを曇らせてはならない!」より抜粋

最後になりますが、昨年ズームにて先生にご挨拶させていただきましたが、あのときの元気なご様子、そして、いつもリュックサックを背負って、とても80歳を超えているとは思えない足取りで颯爽と歩く前田耕作先生の姿が今なお脳裏から離れることはありません。先生の教えと共に新渡戸記念館を、世界に通ずる地域の博物館を、しっかりと今後も守ってゆくことをお約束いたします。先生におかれましては、どうかゆっくりとおやすみください。

新渡戸記念館
館長 新渡戸常憲

〇在りし日の前田耕作先生

2009年7月23~25日アフガニスタン文化研究所(ISCA)十和田研修ツアーにて新渡戸記念館(企画展『アフガニスタン刺繍展』開催中)をご見学される前田先生ならびにご一行のみなさまと

2011年12月「稲生川開削と三本木原開拓の志を活かし、人と自然が共に創る郷土の伝統を未来へ」(太素の水プロジェクト)が未来遺産に登録されたことと、新渡戸稲造生誕150年を記念し、翌年3月11日から一か月羽田空港第一旅客ターミナルビルで開催された『世界への架け橋&未来への架け橋』展を見学される前田先生ご夫妻と。

2012年3月18日未来遺産登録証授与式&第3回稲生川市民フォーラムにて、登録証プレゼンターとなられ、フォーラムで『稲生川をめぐる住民活動の未来遺産としての評価』と題した基調講演をなさいました。

2016年9月4日東京文化財研究所において開催された「地域博物館シンポジウム・新渡戸稲造の精神をどう活かすか~新渡戸記念館の現状と未来への挑戦~」の実行委員共同代表としてご参画され、文化財専門家のお立場から「世界の中の新渡戸記念館」と題してご講演下さいました。

〇故 前田耕作先生プロフィール
(アフガニスタン文化研究所様ホームページより一部抜粋してご紹介します)

アフガニスタン文化研究所 所長
東京藝術大学客員教授
帝京大学客員教授
和光大学名誉教授
文化遺産国際協力コンソーシアム顧問
ユネスコ・アフガニスタン文化遺産保護国際調整委員
日本イコモス顧問
平山郁夫シルクロード美術館評議員
日中文化交流協会理事

1933年生まれ、1957年名古屋大学文学部卒、1975年より和光大学教授(アジア文化史・思想史)2003年3月 和光大学退職。
1964年名古屋大学アフガニスタン学術調査団一員として初めてバーミヤンを訪れ、以来アフガニスタンほか、西アジア、中央アジア、南アジアの古代遺跡の実地調査を行う。現在は主にアフガニスタンに関する文化研究を進めると共に、2003年7月から開始されたユネスコ日本信託基金に基づくバーミヤン遺跡の保存・修復の事業に参加している。

〇前田耕作先生の訃報を伝える記事

前田耕作さん死去 バーミヤンの仏教遺跡調査や保護に携わる | NHK | 訃報
アジア文化史の前田耕作さん死去 バーミヤン仏教遺跡保護に尽力 | 共同通信 (nordot.app)

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お問い合わせ

新渡戸記念館へのお問い合わせは、下記の電話またはe-mailより承ります

TEL: 0176-23-4430080-5578-5939
FAX :0176-23-4430(受信専用)e-mail : nitobemm@nitobe.jp