2015年7月1日以降の新渡戸記念館の活動

2015/ 07/01

①移動博物館「新渡戸記念館まちなか博物館」を開催
主催:新渡戸記念館ボランティアKyosokyodo(共創郷土)

(1)『伝えたいふるさとの風景-明治・大正・昭和 稲生町グラフィティ』
日程①:平成27年6月1日(月)~7月12日(日)[場所:(社福)福祉の里みのり苑]
日程②:平成27年6月22日(月)~7月31日(金)[場所:青森銀行十和田支店]
いまから160年前の三本木原開拓に起源を持つ十和田市稲生町。そこで生まれ育った平野郁太郎さん作画の昔懐かしい稲生町商店街を描いた絵画などを中心に、各方面から提供いただいた古写真や昭和30年代のお店の広告、1941年(昭和16年)の「三本木大火」の記録写真などを展示して、十和田のまちの歴史をたどるパネル展を開催しました。

青森銀行十和田支店での展示のようす

(2)『伝えたいふるさとの風景-三木野八景』
日程:平成27年6月23日(火)~7月31日(金)
場所:みちのく銀行十和田支店
大正時代の三本木の文化人・岩館精素(新渡戸家四天王の一人・岩舘善八の長男)が選定した「三木野八景(みきのはっけい)」は、三本木原開拓ゆかりの名勝地について、春夏秋冬で2句ずつあらわし、開拓の歴史の継承と当地の魅力的な風景のPRを試みたものです。時代の移り変わりとともに風景は変わり、この「三木野八景」も失われつつあります。本展では、「三木野八景」の今昔をイラストと写真で紹介し、三本木原開拓の歴史に裏打ちされた十和田市の風景の魅力を掘り起こすパネル展を開催しました。

みちのく銀行十和田支店での展示のようす

②新渡戸塾こども講座「寺子屋稲生塾」の開催
主催:十和田市教育委員会 協力:新渡戸記念館ボランティアKyosokyodo(共創郷土)
会場:十和田富士屋ホテル
7月11日(土)9:00~12:00寺子屋稲生塾 第2回プログラム「世界と友だちpart5」を十和田富士屋ホテルで開催。塾生、保護者50名が参加しました。NGO団体HAT de Coffee & Banana 代表 津田久美子さんを講師に、エチオピア連邦民主共和国の歴史や文化のお話をうかがいました。同団体ではエチオピアをはじめ東アフリカの国々のコーヒーをフェアトレードで販売するほか、バナナの実の収穫後に廃棄される幹を大切な資源として、日本の紙漉き技術を導入してバナナエコペーパーを開発し、雇用創出に取り組んでいます。今回塾生はバナナの幹から紙すきの原料となる繊維を取る体験のほか、十和田富士屋ホテル太田昇料理長の協力で再現された、エチオピアのパン「インジェラ」、シチュー「ドロワット」、果物のデザート「チェマギ」を、同国の音楽を聴きながら試食しました。

7月18日(土)9:00~12:00寺子屋稲生塾第3回プログラム「開拓ゆかりの行灯づくり」を十和田シティホテル駐車場で開催。塾生、保護者40名が参加しました。工作屋台村吉田紀美男村長(元三本木小学校校長)を講師に、三本木原開拓の歴史を学ぶとともに、開拓で人工河川・稲生川に初めて水が流れた年に行われた大行灯のお祭りに因み、行灯や稲生川灯ろう流し用の灯ろうを作りました。完成した行灯や灯ろうは、多くの方にご覧いただけるよう、8月16日に開催される稲生川灯ろう流しの会場で点灯式を行います。


③新渡戸塾一般講座
主催:ソロプチミスト十和田・
会場:十和田富士屋ホテル
・7月12日(日)13:30~16:00「エチオピアンカフェへようこそ!」をHAT de Coffee & Banana 代表 津田久美子さんを講師に開催。70名が参加しました。エチオピアをはじめ東アフリカで生産されるコーヒー栽培農民の支援などを長年行うNGO団体H A T d e C o f f e e & B a nana代表・津田久美子氏をお招きし、アフリカ直送の高品質有機栽培のモカコーヒーと富士屋ホテルメイドのケーキをいただきながら、普段はなかなか聞けないコーヒーの栽培現場の様子や、ご自身の行うさまざまな支援活動についてお話しいただきました。

お問い合わせ

新渡戸記念館へのお問い合わせは、下記の電話またはファックス、もしくはe-mailより承ります

TEL&FAX  0176-23-4430
e-mail : nitobemm@nitobe.jp